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小説更新しました
2014/04/21

オフであれこれ書いているので、バダタレ?!いっぱい書いたわ!!
って気持ちになっていたのですが、ぜんっぜん書いてなかった…!のであわてて1本仕上げました。
もともとななこンちに遊びに行ったときに確か「月」っていうお題でざくざくと書き散らしたもの。
あまりに拙いSSともいえないような代物だったのですが、アレ載せなよ~と乗せられ(洒落にあらず)
やったー!じゃあ書き直してのせるわ~って書きなおしたら原型をとどめなくなりました。

書いても書いても仕上がらない!!
もともと900文字くらいの文章だったのだけど、仕上がったものびっくりいちまんろくせんもじ…。
コピー本1冊出来そうです。わぁ…ばだたれしゅごい♡
楽しかったです。


続きにもったいないので元ネタというかチラ裏に書いたSSをのっけておきます。供養。
サイヤ人のお月様で発情ネタは何回読んでも書いても楽しいな~~~

グッとくるターレスの方向性をずっと模索しています。ンームム難しい。
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月が近い。
静かで冷たい月の光がもたらすのはしかし、そんな穏やかなものでは無く。むしろ、
「……なぁ、バダぁ…」
いつもよりも鼻にかかったかすれた声が耳を掠る。普段なら、
もっと上手く甘えて見せろとでも云いかえしてやりたいところだが、すり寄る様に背中に触れる頬が熱い。
「はぁ、なるほどなぁ。ブルームーンか」
「何だよ……」
熱っぽく潤んだ瞳には微かに紫。
何でも無い様を装って、肩ごしに首に触れればあからさまに上がる体温。あ、と小さな泣き声が零れる。
――猫、あるいは。
「ブルームーン。月に二度来る満月だよ。ブルーツ波はふくまれねぇが、」
大きく開いた窓を見やれば、ぽっかりと穴のように浮かぶ巨大な青い月。
はァ、と熱っぽい溜息を吐いたターレスは、焦らすなと言わんばかりの視線。
「まれに、こうやって発情しちまう場合があるんだよ。お前ェ、予定ならまだなんだろ?」
用意周到なターレスの事だ。ギリギリになるまで我慢できなくなる事の方が珍しい。
「ブルームーンとか、そんなん、どうでも良いっ、から、」
誘う、というよりも縋り付く声で。がり、と背中をひっかく様は猫と言うよりももっと、
美しく獰猛な獣。
「どうでも良いから、何だ?」
しかしその手には声縦やらずに目を逸らす。バーダック、と熱を帯びて震える声に名を呼ばれ、ぞくり、と嗜虐清に火がついた。
体の中心で、くすぶる熱の心地良さ。
「……っだから、相手、してくれよォ」
「どんなふうに?」
バーダック自身、何度かブルームーンに翻弄された経験があるので身に染みてわかっている。
足りないのだ。優しく抱かれて満たしあうようなありきたりの行為は。
「あんたのそれっ、ぶち込んで、奥までメチャメチャにかき回されてェ…っ頼むよバーダック、俺を」
鋭い痛みが耳に走り、ぬるりとした熱が頬に流れる。
噛まれたのだ、と理解するよりも早く、バーダックはターレスの手を引くと床にたたきつけていた。
「…ンのやろ…っとんでもねぇなッ!!」
――バーダック、俺を壊してくれ。
ならば、望みどおりに。
組み伏せた体は淡く色づき、追記明りの元で異様な色香を放っている。結局のところ、最後にまんまと載せられるのはいつも自分で。――それでも。
「覚悟しろよ。壊れるまでやめねぇからな」
嬉しそうに笑った唇を吸い。
それでもかまわない、と思った。

月が近い。

カテゴリ:ドラゴンボール|はじめ

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